技能検定
はじめに
技能検定は、皆さんが持っている技能を国が一定の基準によって検定することにより、皆さんの技能と社会的地位が一層向上することを期待して行われる国家検定制度です。
技能検定の特級・1級及び単一等級に合格した方には厚生労働大臣から、2級及び3級に合格した方には知事から合格証書が交付され、『技能士』の称号が付与されます。
昭和34年度から実施されて以来、個人の方には確かな技能の証として、事業主の方には従業員の育成等に活用され、全国で延べ500万人以上の『技能士』が誕生し、さまざまな現場で活躍されています。
誇りある『技能士』として、より充実した仕事をするために、あなたも技能検定試験にチャレンジしましょう!
平成30年度 技能検定試験内容
工場板金(機械板金作業)特別教育
1級:次に掲げる作業試験を行う。
シャー及びプレスブレーキの板金加工用機械、スポット溶接機、板金加工用工具等を使用し、冷間圧延鋼板(SPCC 厚さ 1.2mm)を加工して、組合わせ可能な段差のあるC形の製品(ボディ及びカバー)を製作する。
【標準時間:60分 打切り時間:70分】
2級:次に掲げる作業試験を行う。
シャー及びプレスブレーキの板金加工用機械、スポット溶接機、板金加工用工具等を使用し、冷間圧延鋼板(SPCC 厚さ 1.2mm)を加工して、組合わせ可能なC形の製品(ボディ及びカバー)を製作する。
【標準時間:45分 打切り時間:55分】
工場板金(数値制御タレットパンチプレス板金作業)特別教育
1級:次に掲げる作業試験を行う。
作業@ 課題図面に基づき展開図、NCデータ、プログラムリストを作成する。
自動プログラミング装置(CAD/CAM)を使用する場合
【標準時間:1時間30分 打切り時間:2時間】
自動プログラミング装置(CAD/CAM)を使用しない場合(マニュアルでGコードを作成する場合)
【標準時間:3時間 打切り時間:3時間30分】
作業A A:作業1で作成したNCデータにより数値制御タレットパンチプレスによる打抜きを行う。
B:追加図面に従って、作業2Aで作成した製品にMDI又はプログラム入力により穴加工を追加する。
【標準時間:40分 打切り時間:50分】
2級:次に掲げる作業試験を行う。
作業@ 課題図面に基づき、展開図、NCデータ、プログラムリストを作成する。
自動プログラミング装置(CAD/CAM)を使用する場合
【標準時間:1時間30分 打切り時間:2時間】
自動プログラミング装置(CAD/CAM)を使用しない場合(マニュアルでGコードを作成する場合)
【標準時間:2時間30分 打切り時間:3時間】
作業A A:作業1で作成したNCデータにより、数値制御タレットパンチプレスによる打抜きを行う。
B:追加図面に従って、作業2Aで作成した製品にMDI又はプログラム入力により穴加工を追加する。
【標準時間:40分 打切り時間:50分】
(注)両職種は1・2級とも、動力プレス機械の金型の取付け等の作業に関し労働安全衛生法に基づく安全又は衛生の為の特別の教育を修了した証明書等の原本若しくは写しの提示、又は特別の教育と同等の知識及び技能を有していることの申告を要する。
技能検定試験対策
群馬県シートメタル工業会では、会員企業様向けに検定試験対策として、年間4回技能検定前講習を実施しています。
平成30年度技能検定前講習日程
実施日
講習時間
講習内容
7月14日
AM9:00〜PM7:00
プレス特別教育
10月6日
AM9:30〜PM5:00
技能検定前講習(学科:1回目)
10月27日
AM9:30〜PM5:00
技能検定前講習(学科:2回目)
12月1日
AM9:30〜PM5:00
技能検定前講習(学科:3回目)
※工業会会員様は、受講料は「無料」です(テキスト代の負担あり)